HbA1cの測定値としてわが国で永年にわたって使用されてきました日本糖尿病学会(JDS)値から米国を中心に用いられているNational Glycohemoglobin Standardization Program (NGSP)値に移行したことを受けて、NGSP値が適正に運用されているか検証する目的で、2012年に日本糖尿病学会(JDS)、日本臨床検査医学会(JSLM)、日本臨床化学会(JSCC)、日本臨床衛生検査技師会(JAMT)、日本臨床検査標準協議会(JCCLS)によりHbA1c適正運用機構が組織されました。
NGSP値の使用と精度管理が適正に行われているか調査する目的で、2013年6月にHbA1c適正運用機構において日本糖尿病学会学術評議員の在籍している医療施設と大手衛生検査所を対象としてNGSP値のサーベイを実施しました。サーベイの結果について、2015年に「糖尿病」誌に「HbA1c NGSP値のサーベイ」と題する委員会報告を行いましたが、JDS値からNGSP値に概ね順調に移行していることが確認されました。現在HbA1c適正運用機構内にサーベイ検討小委員会(佐藤麻子委員長)が組織され、引き続きサーベイを実施する予定としています。皆さまのご協力をお願いいたします。
委員会報告【糖尿病58(1):45~50,2015】HbA1c NGSP 値のサーベイ
HbA1cサーベイ参加のお願い-20221013
HbA1c サーベイ(精度管理調査)に関するお願い(HPLC法 以外 回答 期限延期)
⇒HbA1c適正運用機構主催「HbA1cサーベイ」結果報告入力画面-20221205